📊 基本データ

スタック
< 30BB
典型: 15-25BB
SPR
< 3
低SPR
戦略
P/F
プッシュ/フォールド
VPIP
可変
スタックによる
ショートスタッカーの2タイプ
  • 意図的ショートスタッカー:計算されたプッシュ/フォールドチャートを使用。数学的に正確。対抗には正しいコールレンジが必要
  • スタック減少型:負けてショートになったプレイヤー。プッシュレンジが広すぎるか狭すぎる傾向。より搾取しやすい

📐 プッシュ/フォールド基礎知識

スタック別プッシュ有効レンジの目安
スタックBTNからのプッシュレンジ目安SBからのプッシュレンジ目安
5BBほぼ全ハンド(約80%+)ほぼ全ハンド
10BB約55〜65%(ポケットペア全部、Aハイ多数)約45〜55%
15BB約35〜45%(T9s+、A2s+、KJo+等)約30〜40%
20BB約20〜30%(88+、ATo+、KQs等)約18〜28%
25BB約15〜20%(TT+、AJs+、AQo+等)約12〜18%

※あくまで目安。ICM、アンティ有無、テーブルポジションによって大きく変わる。

📞 コールレンジの最適化

コールの基本原則

ショートスタッカーのプッシュにコールするには、コールした時のエクイティがポットオッズを上回る必要がある。通常、プッシュレンジより狭いコールレンジが最適。

プッシュスタックBTNプッシュへのBBコールレンジ目安
10BB33%+(22+、A2s+、A7o+、KTs+、KJo+、QJs)
15BB22%+(55+、A9s+、ATo+、KQs、KQo)
20BB15%+(77+、AJs+、AQo+、KQs)
25BB12%+(88+、AQs+、AKo)
30BB10%+(99+、AQs+、AKo)

⚔️ エクスプロイト戦略

  • コールレンジを正確に:プッシュスタックサイズに応じた最適コールレンジ表を把握する
  • ポジション調整:IPならコールレンジをわずかに広く、OOPなら狭くする
  • タイトすぎないコール:「コールして勝てるハンドのみ」という思考は誤り。エクイティベースで判断
  • プッシュレンジ読み:スタック量とポジションからプッシュレンジを推測してコール判断
  • リンプリシャブ:ショートスタッカーへのリンプ参加は避け、レイズでプレッシャーをかける
  • SPRが低い=複雑性が低い:ショートスタッカーとのポットはプリフロップでほぼ決着
  • オールイン意識:フロップでチェックorベットの判断時、すでにスタックがほぼオールイン状態のことも
  • ドロー対処:SPR1以下では強ドローでもオールインを検討
  • スロープレイ禁止:低SPRではプリフロップで強いハンドをオールインに持ち込む

SPR(スタック・トゥ・ポット・レシオ)とは

フロップ後のスタック量 ÷ ポットサイズ。SPRが低いほど意思決定が単純化される。

SPR適切なコミットメントレベル
< 1トップペアでオールインOK
1〜3トップペア+キッカー以上でコミット
3〜6ツーペア以上でコミット
6〜13セット以上でコミット
13+ナッツ/ナッツドロー以上でコミット

🎯 ショートスタッカー対策 コールレンジ(15BB)

🎮 キャッシュ vs トーナメント

キャッシュゲーム
  • 意図的ショートスタッカーはキャッシュで多い。計算された戦略を持つ
  • ショートスタッカーと同卓するなら自分もディープを維持してポストフロップアドバンテージを活かす
  • ショートスタッカーのリバイに注意。再スタート後も同じ戦略を使う
トーナメント
  • 終盤はほぼ全員がショートスタック。プッシュ/フォールドチャートを暗記
  • ICMを考慮したコールレンジはキャッシュより狭くなる(バブル近くほど)
  • チップリーダーはコールレンジを広く取れる(ICMリスクが低い)
  • アンティの有無でプッシュレンジが変わる点を意識

⚠️ よくある間違い

やってはいけないこと
  • コールレンジが狭すぎる:「AK以上しかコールしない」は多くの場合EV損失。エクイティで判断
  • スタックサイズを無視:30BBのプッシュと10BBのプッシュでは全く異なるレンジ
  • ポジションを無視:BTNプッシュへのBBコールとUTGプッシュへのBBコールでは最適レンジが違う
  • ICMを無視(トーナメント):バブルや最終テーブルでは純粋なエクイティ計算だけでは不十分